明日になれば退屈な日常
また始まるよ逃げたい衝動
何処にも居場所なんてないけど
夜の街へ飛び出した

虚飾ネオンがギラギラ
時間を忘れ終電逃して
パパとママから着信の嵐
恐れながらも留守電にかけてみたら

『早く帰りなさい!!』

電源ＯＦＦにした携帯
カバンに投げ入れ
駅のホーム見つめてたら
怪しげな電車がやってきた


闇夜に浮かぶ赤いルビーの様な瞳が見てる
先頭車両はウサギの顔
『間もなく発車いたしますのでご乗車になりお待 ち下さいませ…。』


何処に向かうのかも知らず訳もわからず乗り込んだ
1人2人と増えていく乗客見て不安消えていった

『ご乗車ありがとう御座います。
この電車は終点 まで各駅に停まらず
事故防止の為に急ブレーキをかける気も御座いま せんので悪しからず。』


発車のベルが響くと同時に都心に大きな穴が出来て
モニター越しに衛星が映す地球の変化見た人は叫ぶ

『ウサギの形だ！』

線路のない道を歩き穴に近づいて
行く度に ざわめき増して予想を裏切らず飛び込んだ


ジェットコースターよりも速く落ちてく
終点は何処へと繋がっているのだろうか
広がる死と言う名のイメージが 想像させる
行く先は天国かそれか地獄か！

闇を照らす明かりが穴の底を捉えた
誰も彼もが息を飲んだ
ハンプティー・ダンプティーが割れる様に
壊れないのは

此れが夢だから

さあ現実逃避がお好きな
皆様方どうぞごゆるりと
もう泣いても帰れないけれど
幸せだろう望みが叶って

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