哀しい歌


あなたとよく行った梅田の陸橋の上で、今日も誰かの歌が泣いている。
雑踏に消えそうなその寂しげな歌に耳を傾け、涙流す夜の街。

別れは突然の夕立のようでした。
いつもと同じ喧嘩だって思ってた。
だけど私何故か許してあげなかった。
気紛れの強がりで愛は死にました。

私、本当はあなたがいなきゃダメなのに…。
今は後悔、手首に傷を増やす日々。
死にたい…なんて思った事はないけれど
これから一人で生きてく事が耐えきれない程不安なだけなの。

本当は強くなんてない寂しがり屋の女です。
死ねる勇気はないけれど、生きる勇気もありません。

私、本当はあなたがいなきゃダメなのに…。
今は後悔、手首に傷を増やす日々。
死にたい…なんて思った事はないけれど
これから一人で生きてく事が耐えきれない程不安なだけなの。

私はもう悲劇のヒロインにさえもなれない程に
弱過ぎて馬鹿過ぎてどうしようもない。
哀しい歌がずっと、いつまでもいつまでもずっと聞こえてくるよ。
電車のホーム、誰かに背中を押された気がした。

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